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真夜中の悪夢水道管破裂との格闘体験記

あれは忘れもしない、凍てつくような冬の夜のことでした。深夜二時頃、階下から微かに「シャー」という水の流れるような音が聞こえてきました。最初は気のせいか、あるいは隣家の音かと思いましたが、音は徐々に大きくなり、明らかに異常な気配を感じました。恐る恐る一階に降りてみると、リビングの天井から水滴がポタポタと落ち、壁を伝って床に水たまりができ始めていたのです。パニックになりながらも、音の出所を探ると、どうやら壁の中の配管から水が漏れているようでした。これが水道管破裂か、と血の気が引く思いでした。まず何をすべきか。頭の中で必死に考え、そうだ、元栓を閉めなければ、と思い至りました。懐中電灯を片手に、凍えるような寒さの中、家の外にある量水器メーターボックスを探し、バルブを必死に回して水の供給を止めました。これでとりあえず水の噴出は止まりましたが、すでに床の一部は水浸しです。天井のシミもみるみる広がっていきます。次にすべきは専門業者への連絡ですが、時刻は深夜。緊急対応してくれる業者を探し、電話をかけまくりました。幸い、一時間ほどで駆けつけてくれる業者が見つかりましたが、その待っている間の不安と寒さは、本当に筆舌に尽くしがたいものでした。到着した作業員の方が壁の一部を壊して確認すると、給湯管が凍結により破裂していたことが判明しました。応急処置をしてもらい、翌日以降に本格的な修理と、濡れた壁や床の乾燥、修復作業が待っていることを告げられました。この体験を通じて、水道管破裂の恐ろしさと、日頃の備えがいかに重要かを痛感しました。特に冬場の凍結対策は絶対に怠ってはいけないと肝に銘じました。そして、万が一の際に慌てず対応できるよう、元栓の場所や緊急連絡先を普段から確認しておくことの大切さを学びました。あの夜の悪夢は、もう二度と経験したくないものです。

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