簡単自分で直せる蛇口付け根のぐらつき修理法
蛇口の付け根がぐらつく時、すぐに業者を呼ばなければならないと考えるかもしれませんが、原因が単純なナットの緩みであれば、DIYで比較的簡単に直せる場合があります。専門業者に依頼する前に、一度自分で修理を試してみてはいかがでしょうか。ここでは、その基本的な手順をご紹介します。まず、作業に必要なものを準備しましょう。蛇口を固定しているナットを締めるための工具が必要です。一般的なナットであればモンキーレンチで対応できますが、蛇口の種類によっては専用の締め付け工具(立水栓締め付けレンチなど)が必要になる場合もあります。事前にシンク下などを覗いて、どのような工具が必要か確認しておくとスムーズです。また、シンク下や洗面台の下は暗くて狭いことが多いので、懐中電灯があると便利です。作業中に水が垂れる可能性も考え、雑巾も用意しておきましょう。準備ができたら、作業スペースを確保します。シンク下や洗面台下の収納物をすべて取り出し、作業しやすいようにします。次に、懐中電灯で照らしながら、蛇口の真下に潜り込み、付け根部分を固定しているナットや金具を探します。通常、給水・給湯ホースが接続されている根元あたりに、大きなナットか、馬蹄形のような特殊な固定金具が見つかるはずです。固定部分が見つかったら、用意した工具を使って、ナットまたは金具を時計回りに締め付けます。この時、力任せに締めすぎないよう注意が必要です。締めすぎると、パッキンを傷めたり、最悪の場合は陶器製の洗面台などを破損させたりする恐れがあります。ぐらつきがなくなる程度に、適度な力でしっかりと締め付けましょう。片手で蛇口本体を押さえながら作業すると安定します。締め付けが終わったら、蛇口を実際に操作してみて、ぐらつきが解消されているかを確認します。もし、ナットが固くて回らない、工具が合わない、作業スペースが狭すぎて手が入らない、あるいはぐらつきと共に水漏れが発生しているような場合は、無理に作業を続けず、専門業者に依頼するのが賢明です。しかし、単純な緩みが原因であれば、このDIY修理で解決できる可能性は十分にあります。費用もほとんどかからず、達成感も得られるかもしれません。