「水道代、また上がってる…」請求書を見て、思わずため息。家族4人暮らし、節約には気を使っているつもりなのに、なかなか効果が出ない。特に気になるのがトイレの水道代。調べてみると、家庭で使う水の約3割がトイレで消費されているらしい。「これは何とかしなくては!」と、トイレの節水について徹底的に調べてみることにしました。まず、我が家のトイレは、築15年のマンションに備え付けのもの。一度流すと、かなりの量の水が流れる。タンクの中を覗いてみると、特に節水対策はされていないようだ。そこで、まずは手軽にできることから始めようと、ペットボトルをタンクに入れる方法を試してみた。水を入れたペットボトルをタンクに入れることで、タンク内の水位を上げ、その分だけ水量を減らすという、昔ながらの節水術だ。しかし、この方法はあまり効果がなかった。ペットボトルが邪魔で、タンク内の部品がうまく作動しないこともあった。次に試したのが、節水コマの取り付け。これは、ホームセンターで数百円で購入できる。コマを交換するだけで、水量を簡単に調整できるという優れものだ。早速、説明書を読みながら、交換作業に取り掛かる。作業自体は簡単だったが、我が家のトイレには適合しなかった。どうやら、トイレの型番によって、使えるコマの種類が異なるらしい。事前に確認しておけばよかったと後悔。結局、元のコマに戻す羽目に。そこで、最終手段として、トイレのタンク内の部品を調整することにした。具体的には、浮き球とボールタップの位置を調整する。浮き球は、タンク内の水位を感知する役割があり、ボールタップは、給水を制御する役割がある。これらの位置を調整することで、タンクに溜まる水の量を減らすことができるのだ。慎重に作業を進め、調整後、トイレを流してみる。すると、以前よりも明らかに水量が減っている。しかも、水の流れはしっかりしていて、問題なく流れる。「やった!」思わずガッツポーズ。長かったトイレ節水大作戦、ついに成功の瞬間だ。今回の経験から、トイレの節水には、様々な方法があることが分かった。しかし、トイレの型番や構造によって、効果的な方法は異なる。まずは、自分の家のトイレをよく観察し、適切な方法を選ぶことが大切だと感じた。