ある日突然グリストラップが詰まった料金体験談

私の小さなカフェで、それは突然起こりました。ランチタイムのピークを過ぎ、片付けを始めた時、厨房の床にある排水口から水が溢れそうになっていることに気づいたのです。最初はシンクの詰まりかと思いましたが、どうやら様子がおかしい。嫌な予感がして、店の裏手にあるグリストラップの蓋を開けてみると、そこにはヘドロと白く固まった油が満杯に溜まり、全く排水されていない悲惨な光景が広がっていました。オープン以来、日々の簡単な掃除はしていましたが、専門業者による本格的な清掃はコストを気にして先延ばしにしていたのです。そのツケが一気に回ってきた瞬間でした。悪臭もひどく、このままでは営業できないと判断し、慌ててインターネットでグリストラップの緊急清掃業者を探しました。数社に電話し、状況を説明して見積もりを取りましたが、料金は業者によってまちまちでした。緊急対応ということもあり、通常料金より割高なのは覚悟していましたが、予想以上の金額を提示する業者もいました。最終的に、料金設定が比較的明確で、電話対応が丁寧だった一社に依頼。すぐに駆けつけてくれた作業員の方は、手際よく強力なバキュームで汚泥と油脂を吸引し、高圧洗浄機で内部をきれいに洗浄してくれました。作業時間は約二時間。最終的に請求された料金は、基本作業費、緊急対応費、そして廃기物処理費を含めて約五万円でした。決して安い金額ではありませんでしたが、迅速な対応で営業への影響を最小限に抑えられたことを考えると、必要な出費だったと納得しました。この一件で、グリストラップの定期的なメンテナンスがいかに重要か、そして詰まってから慌てて業者を呼ぶことが、結果的に高くつく可能性があることを痛感しました。今では専門業者と定期清掃の契約を結び、詰まりの心配なく営業に集中できています。