フロートバルブの交換方法、DIYでできる?
トイレの水がずっと流れて止まらない原因の多くは、フロートバルブ(ゴムフロート)の劣化です。フロートバルブは、ホームセンターなどで数百円程度で購入でき、DIYでも比較的簡単に交換することができます。ここでは、フロートバルブの交換方法について、手順と注意点を詳しく解説します。まず、フロートバルブの交換に必要な道具を準備しましょう。新しいフロートバルブ、ゴム手袋、雑巾、バケツなどが必要です。次に、交換手順です。1. 止水栓を閉めるまず、最も重要なのは、止水栓を閉めることです。止水栓を閉めずに作業を行うと、水が噴き出し、大惨事になってしまいます。止水栓は、トイレのタンクの近くにあることが多く、マイナスドライバーなどで回すことで水を止めることができます。2. タンク内の水を排水する止水栓を閉めたら、トイレのレバーを引いて、タンク内の水を排水します。レバーを引いても水が出なくなるまで、しっかりと水を抜くことが重要です。タンク内に水が残っていると、フロートバルブを取り外す際に、水がこぼれてしまう可能性があります。3. 古いフロートバルブを取り外す古いフロートバルブは、オーバーフロー管に取り付けられていることが多いです。フロートバルブを持ち上げ、チェーンやレバーから取り外します。4. 新しいフロートバルブを取り付ける新しいフロートバルブをオーバーフロー管に取り付け、チェーンやレバーを接続します。この際、チェーンの長さを適切に調整することが重要です。チェーンが長すぎると、フロートバルブが完全に閉まらず、水漏れの原因となります。逆に、チェーンが短すぎると、フロートバルブが開かず、水が流れません。5. 止水栓を開け、水漏れを確認する最後に、止水栓を開け、水漏れがないかを確認しましょう。タンクに水が溜まったら、レバーを引いて水を流し、正常に動作するかを確認します。もし、水漏れを発見した場合は、すぐに止水栓を閉め、原因を特定し、適切な対処を行いましょう。フロートバルブの交換は、DIYでも比較的簡単に行うことができますが、水回りの作業であるため、注意が必要です。自信がない場合や、少しでも不安がある場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。また、賃貸物件の場合は、必ず管理会社や大家さんに確認してから、交換するようにしましょう。