重曹とクエン酸、この二つを混ぜると、驚くほど強力な掃除パワーを発揮します。今回は、我が家で実践している、重曹とクエン酸を使った掃除術をご紹介します。まず、最も頻繁に掃除するのがキッチンの排水口です。油汚れや食べ物のカスが溜まりやすく、臭いも気になります。そこで、私は週に一度、重曹とクエン酸を使って排水口を徹底的に掃除しています。まず、排水口のゴミ受けを外し、重曹をカップ半分ほど排水口に振りかけます。その上から、クエン酸を大さじ2杯ほど溶かしたぬるま湯をゆっくりと注ぎます。すると、シュワシュワと泡が発生し、汚れを浮かせてくれます。この泡が、排水管の奥の汚れまで届き、臭いの原因となる雑菌も除去してくれるのです。30分ほど放置した後、熱いお湯でしっかりと洗い流せば、排水口はピカピカになります。次に、お風呂の掃除です。お風呂の浴槽や床、壁には、水垢や石鹸カスがこびりつきやすいものです。これらの汚れにも、重曹とクエン酸が効果的です。私は、スプレーボトルにクエン酸水溶液を作り、お風呂全体に吹きかけています。クエン酸は、水垢や石鹸カスに含まれるカルシウムを分解する働きがあるため、汚れが落ちやすくなります。その後、重曹をスポンジにつけて磨けば、頑固な汚れも簡単に落とすことができます。特に、タイルの目地は汚れが溜まりやすいので、重曹をペースト状にして塗り込み、しばらく置いてから歯ブラシでこすると効果的です。さらに、トイレの掃除にも重曹とクエン酸を活用しています。便器の黄ばみや尿石は、アルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸が効果を発揮します。私は、寝る前にクエン酸を便器に振りかけ、一晩置いてから朝にブラシでこすっています。こうすることで、黄ばみや尿石が落ちやすくなり、トイレの嫌な臭いも軽減されます。また、重曹は研磨効果があるので、便器の表面を傷つけずに汚れを落とすことができます。重曹とクエン酸を使った掃除は、環境にも優しく、安心して使えるのが魅力です。市販の洗剤には、強力な化学物質が含まれていることがありますが、重曹とクエン酸なら、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使うことができます。ただし、混ぜる際には注意が必要です。重曹とクエン酸を混ぜると、二酸化炭素が発生します。換気を十分に行い、密閉された空間で使用しないようにしましょう。
重曹クエン酸混ぜる掃除術排水口からお風呂まで