元栓の種類と開閉方法(詳細版)
水道の元栓には、いくつかの種類があり、それぞれ開閉方法が異なります。ここでは、主な元栓の種類と、それぞれの開閉方法について、さらに詳しく解説していきます。1. ハンドルタイプ最も一般的なのが、ハンドルタイプの元栓です。丸いハンドルが付いており、手で回して開閉します。* 開け方: ハンドルを反時計回りに回すと開きます。* 閉め方: ハンドルを時計回りに回すと閉まります。ハンドルが固くて回らない場合は、ゴム手袋を着用したり、タオルを巻いたりして、滑り止め対策をすると回しやすくなります。また、ウォーターポンププライヤーなどの工具を使うと、より楽に回すことができます。2. レバータイプレバータイプは、レバーが付いており、レバーを上下させることで開閉します。* 開け方: レバーを上げると開きます。* 閉め方: レバーを下げると閉まります。レバータイプは、ハンドルタイプに比べて、少ない力で開閉できるのが特徴です。3. キー式(内ネジ式)キー式は、ハンドルやレバーが付いておらず、専用のキー(バルブキーまたはハンドル)を差し込んで回すタイプです。 開け方: キーを差し込み、反時計回りに回すと開きます。 閉め方: キーを差し込み、時計回りに回すと閉まります。キー式は、誤って開閉されるのを防ぐために、主に集合住宅などで採用されています。4. マイナスドライバータイプマイナスドライバータイプは、ハンドルの代わりに、マイナスドライバーを差し込む溝が付いているタイプです。 開け方: マイナスドライバーを溝に差し込み、反時計回りに回すと開きます。 閉め方: マイナスドライバーを溝に差し込み、時計回りに回すと閉まります。マイナスドライバータイプは、ハンドルタイプよりも力が入れにくいため、大きめのマイナスドライバーを使用するのがおすすめです。これらの元栓の種類と開閉方法を理解しておくことで、水漏れなどの緊急時にも、落ち着いて対処することができます。また、元栓を開閉する際は、必ずゆっくりと回すようにしましょう。急激に開け閉めすると、水圧の変化によって配管に負担がかかり、水漏れの原因となることがあります。